サイカースポーツ 西スポ

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WBA世界ボクシング協会ミドル級(72.5-)タイトルマッチ12回戦


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有明コロシアム

暫定王者 

アッサン エンダム(フランス)

37戦35勝(21KO)2敗 182cm

                     (12R)

挑戦者 ランキング2位

ロンドンオリンピックミドル級金メダル

村田 諒太(日本 帝拳ジム)

12戦12勝(9KO)無敗 183cm

判定

エンダム115-112村    田

エンダム116-111村    田

    村    田117-110エンダム

アッサン エンダムが正規王者に昇格

 

結論から言うと不可解極まりない判定だと思う。

1回、2回とエンダムのパンチの軌道や角度を確かめるようにガードを固めエンダムの左ジャブをブロック。ガードの隙間からは不敵な笑みを浮かべるほど冷静な村田。

 

エンダムは重量級とは思えない華麗なフットワークで左ジャブを打つも村田のプレッシャーに徐々に後ろに下がる展開に追い込まれて行く。

村田としては鉄壁のガードを固めステップでプレッシャーをかけ、得意の右ストレート、右ショート、左ボディを打っていく戦略に徹していた。

ガードを固めるにしてもミドル級の破壊力のあるパンチに耐えるだけの腕の筋力が重要になる。今日見ていて改めて、村田諒太のフィジカルの強さを実感した。

 

試合が動いたのが4回

村田の右ストレートがカウンターで決まりエンダムがダウン。


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村田が追撃しなかったのは、エンダムの

リカバリー能力(回復力)を警戒したため。

エンダムは過去2敗しているのだけど、その2戦で何度もダウンしながら12回まで戦い抜いた経験を持っている。

確かに明らかに効いていながらダウン後に反撃できるのは並みのリカバリーではないと思う。

 

7回には再び村田の強烈な右ストレートがクリーンヒット。エンダムはロープに支えられ辛くもダウンは免れる。右ストレートだけでなく左ボディも明らかにエンダムは嫌がっていた。さらにエンダムのお株を奪うアッパーまでクリーンヒット。村田のパンチの精度 的中率がエンダムのディフェンス技術を上回っていたし、4回以降はダメージの影響かエンダム自慢のフットワークも完全に影を潜めた。


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この時は終盤10、11回あたりでノックアウトできるなと感じたほど。気は早いけど思わずWBO世界ボクシング機構ミドル級王者ビリー ジョー サンダース(イギリス)と村田の統一戦の会話をするくらい勝利を確信していた…

 

終盤3回は帝拳陣営のポイントの読みもあっただろうし個人的にもポイント的には完全に有利だと思っていた。

村田もリスクを回避する戦略を遂行して結局

そのまま試合終了のゴング。


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ジャッジのスコア3人に共通していたのは、終盤3人ともエンダムに対して10-9フルマークで支持したこと。

 

結果的にこれが響いた。終盤1回でもポイントを取れていれば結果は逆だったと思う。

 

ジャッジのひとり村田117-110エンダムこの採点が妥当だと感じた。村田の有効打を評価。

 

WBAは手数 左ジャブが採点に反映されるという噂もある。エンダム116-111村田としたジャッジはガードの上からの軽いパンチも採点に反映させた。

 

ここで問題なのはこの2人のジャッジの主観でこれだけポイントに開きが出てしまうこと。(今に始まったことではないけど)

有効打

手数

リングジェネラルシップ(主導権 戦術)

などいろいろな基準はあるけど、伝統 歴史もある世界的な競技であるボクシング。

ある程度ジャッジの判断基準も統一していかないとボクシングファンも離れていくだろうし、ボクシング界への不信感や全体のレベル低下に繋がる気がしてならない。


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